とあるオジサンのサンデー図工(ロビ編)
この記事は1年くらい塩漬けにされてたらしいのですが、唐突に思い出したので今投稿しました。多分トラウマだったんだと思います。
唐突の図工シリーズ第二段。ロビというロボットを皆さんご存知でしょうか。そうDeAGOSTINIが出してるアレです。(最近DMMから組み立て済みが買えるようなるらしいです。)
総額14万YENくらいするらしいんですが塗装したかったのでついカッとなってやった話です。
きっかけ
僕が購入したのは、初版のロビなんですが、初版のロビは最初ということもあって白いパーツが色移りして徐々に赤茶っぽくなってしまうという不具合がありました。腕の根元部分がその変色部分です。
DeAGOSTINIさんは太っ腹なので変色しないパーツ一式を別途送ってくれたんですがなんとなくもったないので、変色したパーツをベースに、塗装でもすっか!と思ったのが地獄の始まりでした....
塗装仕様
とにもかくにも塗装するためのイメージが必要です。どんなカラーリングにするのか事前にこんな感じで決めました。
パ◯レイバー仕様です(キリ 。決してS◯ftbankのペッ◯ ーくんではありません。この塗り絵の元画像はロビの掲示板サイトに行くとGETできます。
準備
イメージは固まったもののプラモの塗装とかも別に詳しいわけじゃないし一体どうやったらええのや。てところからスタートしました。ネットでロビの塗装をしてる人たちの情報を参考に、以下のような道具を用意しました。インターネッツ最高。ありがたや。ありがたや。
- 耐水ペーパー
- 単なる紙ヤスリよりも目詰まりしににく、削りカスが水で流されたりするのが利点らしいです。
- #400 〜 #2000 までの1枚づつ購入しました。
- プラスチックプライマー
- 塗装を乗りやすくするためのスプレーです
- メタルプライマーもあったんですが、とりあえずプラスチックにしました。
- サーフェイサー
- 今回は白地ベースなのでホワイトの奴を購入
- アクリルスプレー
- グロスホワイト,グロスブラック、ゴールドなどの「ツヤあり」のを購入しました。
- 光沢クリアスプレー
- 光沢を出したかったので購入
- コンパウンド/クロス
- 最終的に磨き上げる時に利用します。
- 塗装用クリップ(自作)
- 塗装する時に、直接手でもたないための道具です。竹串とクリップを買って自作しました。
- それ系のネットショップでも購入可能です
- マスキングテープ
アクリル塗装スプレーは仕事帰りに東急ハンズで買いました。最初は小さい奴を買ったんですが、僕みたいに塗装素人の場合は、でかいサイズのを買った方がいいです。
あっという間になくなるのです。。。
解体
とりあえず塗装するためには、まずは解体です。
解体前
解体後
見るも無残な感じなっていますたが、全部バラすとこんな感じです。
解体する時に、どのサーボどの位置にあったか忘れないようにシールとか貼っておくのおすすめします(字が汚い...)。またあらかじめどこのパーツを塗るのか目算をつけておいた方がいいです。サーボ付近の部分や裏側で目立たない部分は塗らなくてもいいのかとか検討しておくと後々スムーズです。
塗装作業
簡単に塗装するまでの順番を書きます。
1. 耐水ペーパー(#400〜#800)で削る
塗装を乗りやすくするために粗めの#400〜#800の耐水ペーパーで順番に削ります。ひたすら塗装対象のパーツを削ってなだらかにしていくだけの簡単なお仕事です。
2. プラスチックプライマー
次に塗装を剥がれにくくするためにプライマーをを吹き付けます。スプレーを吹き付ける基本としては、一回で全てを塗るのでなく、薄く吹き付けては乾かして、吹き付けては乾かしてを2,3回繰り返す感じで塗っていきます。一回吹き付けたら15〜20分くらい乾かします。
3. サーフェイサー
次にサーフェイサーです。サーフェイサーは塗装の下地となるものなので、プライマー同様に吹き付けと乾燥を2,3回くらい繰り返します。薄く塗らないとダレた感じになってしまうので、気をつけてください。
1回目のサーフェイサーまでやったところです。失敗した場合は、再度 1の工程からやり直すイメージです(これが精神的につらかった..)
4. 耐水ペーパーで削る
ようやっと塗装の前段階です、ここでも塗装が乗りやすいように、細め(#1000 ~ #1500)の耐水ペーパーを軽くかけます。
5. 塗装スプレー
やっと黒とか白の塗装ができる段階です。ここでも薄く吹き付け -> 乾燥を繰り返します。
塗装スプレーは一見乾いたように見えても、完全に乾ききるまで2,3日はかかります。
迂闊に指で塗装部分を強く押したりすると指紋が残った状態になったりするので注意が必要です。。。
6. 耐水ペーパーで削る
塗装が一通りでできたなーって、最後の耐水ペーパーです。#2000くらいのもっと細めなやつで
軽く撫でる感じでやさしく削ります。
7. 光沢スプレー
最終的にはピカピカにしたいなーという思いがあったので、光沢スプレーをかけます。
これも5の塗装スプレーと要領は一緒です。完全に乾くまで気長に待ちましょう。
ただ今回購入したらスプレーは「ツヤあり」のものだったので光沢スプレーあっても
なくてもあんまたいして変わらなかったようなが気がしました。
8. コンパウンド
コンパウドは、クリーム状のヤスリみたいなもので、さらにピカピカにするためには
これを使います。タミヤからは「粗目」「細目」「仕上げ目」の3種類あるんですが、
使ってみたが感じ「細目」と「仕上げ目」だけで十分な気がしました。
9. 組み立て
ようやく塗装が終わったので、あとはまた1から組み立てです。今回はサーボモータまで
塗ったもんだから、パーツ組み合わせた時に微妙に浮いたり、ぴったり噛み合わなかったりしたら
ヤスリで削って、またちょっと塗装しなおすということを永遠やります。。。。
大変だった作業
胸パーツと腕パーツの2色塗り分け
今回は、胸と手の先の部分は、白と黒の部分を塗り分けるという仕様にしてしまったせいで
その塗り分けが異常に大変で、なんども失敗して、心が折れて、何もかも放り出しそうになりました。
具体的には、まず白ベースで塗装が終わったら、完全に乾いたのをまって、マスキングテープを
貼って、その上から黒で塗装という感じです。
完全に乾いてからやるというのがポイントで、完全に乾かないうちに、マスキングテープを
貼ると、剥がした時に、テープ跡が残ってしまい。。。また白地から塗り直し。。。うぅ辛い。。
なんどやってもテープ跡が完全になくなるまでには至らなかったので最終的には妥協しました。
コンパウンドで根気よく磨けばある程度は目立たなくなります。
サーボが死んだ
これがきつい。サーボを塗装したせいなのかよく分からないけど、組み立て動作確認してたら
一個サーボが死んでることが発覚。ロビの公式サイトから、サーボを購入してまた塗り直すっていう
悪夢があった時には、「もうこれで終わってもいい」って心のゴンさんが言ってました。
やっぱダメなところ
感想
- 基本週1の3~4時間をリミットに作業したけど作業完了ま4〜5ヶ月かかって、まじなめてましたすいません。
- 塗装1回失敗すると、すぐにはリカバリーできなくてだいぶ辛かった。
- うまくいってる時は塗装はめちゃくちゃ楽しかった。(ただし時間はあっという間に過ぎる)
- けどもうしばらくやんねぇぞ!!!!